電通、五輪事業を継続 「再発防止を徹底」―株主総会
2023年03月30日16時11分
東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件で起訴された電通グループは30日午前、東京都内で定時株主総会を開いた。日本地域の責任者である榑谷典洋電通社長は今後の五輪事業について、「再発防止策を徹底し、スポンサーの信頼を得た上で進めたい」と述べ、継続する考えを強調した。
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出席した株主によると、「五輪から撤退し、プロスポーツに注力すべきではないか」との質問に榑谷氏が答えた。政府や自治体の入札参加資格が停止していることの業績への影響については、「極めて限定的」とした。最終的に6人の株主から計12の質問が出た。