ウガンダ同性愛者、難民認定確定 原告、被告控訴せず―大阪地裁
2023年03月30日11時40分
性的少数者(LGBTなど)に対する差別を理由にウガンダから出国した30代の同性愛者の女性が、国に難民不認定処分の取り消しを求めた訴訟で、処分を取り消した大阪地裁判決が30日、確定した。原告、被告側双方が期限までに控訴しなかった。
大阪地裁は15日の判決で、「ウガンダでは同性愛者に対する差別的意識が警察組織などにも残存しており、恣意(しい)的な身柄拘束をする可能性があった」と指摘。女性が帰国すれば「迫害を受ける恐れがある」として、難民に該当すると認定していた。