ＮＬＤ「党は存続」　解散処分後に声明―ミャンマー

　【バンコク時事】国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで、政党の解散処分を受けた民主化指導者アウンサンスーチー氏率いる「国民民主連盟（ＮＬＤ）」は２９日、声明を出し、「国軍に正統性がないことは明らかだ。ミャンマー国民がいる限り党は存在する」と訴えた。

スーチー氏率いる政党解散　国軍主導選挙に不参加へ―国民支持の民主派・ミャンマー

　ＮＬＤは２０１６年から政権を担い、２０年の総選挙でも圧勝。しかし、国軍は２１年にクーデターを起こし、スーチー氏を拘束するなど弾圧を続けている。
　ＮＬＤによると、党員１２３５人が逮捕され、うち２６人が尋問中や刑務所で死亡した。６３人が殺害され、１人は死刑が執行されたという。