WBCのヒーロー大谷が85億円でMLB総収入1位、フォーブス誌
2023年03月29日16時39分
【ニューヨークAFP=時事】米経済誌フォーブスは米大リーグ(MLB)選手の今年の総収入ランキングを発表し、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平がMLBの1シーズンでは過去最高となる6500万ドル(約85億円)で1位に輝いた。(写真は日本代表として第5回ワールド・ベースボール・クラシックを制覇した大谷翔平)
大谷は日本代表の一員として臨んだ第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、決勝で米国を破って優勝を果たし、30日に行われるオークランド・アスレチックスとの新シーズン初戦ではエンゼルスの開幕投手を務める。フォーブスによれば、エンゼルスとは年俸3000万ドル(約39億円)の1年契約で、他にスポンサー収入等が3500万ドル(約46億円)に上った。
米スポーツ用品大手のニューバランスでチーフマーケティングオフィサーを務めるクリス・デービス氏は、フォーブスに対して「ショウヘイが年間で日本市場に与える商業的インパクトは、数千万ドルの額にまで達するだろう。日本での彼は野球選手という以上に、文化的な象徴だ」と述べた。
「ブランドにとって、このレベルの商業的インパクトを持つ野球選手は、おそらく今の世代では彼が最初で最後だろう」
MLBの総収入トップ10選手の合計額は過去最高の4億3600万ドル(約570億円)で、昨年の3億7700万ドル(約493億円)から15パーセント増加した。主な理由は、新シーズンに向けてフリーエージェント選手の契約に各球団が要した費用が、38億ドル(約5000億円)に達したことだった。
総収入ランキング2位はマックス・シャーザーで5930万ドル(約77億6000万円)。スポンサー収入等で450万ドル(約5億9000万円)を稼ぎ出したアーロン・ジャッジが計4450万ドル(約58億2300万円)の3位に入り、これに4430万ドル(約57億9000万円)のジャスティン・バーランダー、3950万ドル(約51億7000万円)の大谷の同僚マイク・トラウトが続いた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕