ロシアがICBM演習 核戦力誇示し米欧けん制
2023年03月29日22時51分
ロシア国防省は29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」の運用訓練を含む軍事演習を開始したと発表した。核戦力を誇示し、ウクライナ支援を強化する米欧をけん制する意図があるとみられる。
ヤルスは最大射程1万2000キロで、米本土にも到達可能とされる。演習には西シベリアのオムスクやノボシビルスクの戦略ミサイル軍の部隊が参加。国防省は「3000人以上の兵士と約300の装備が投入される」と発表し、国内3地域でヤルスの運用訓練を行うと明らかにした。