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浸透図った新たな色 挑戦からの船出―サッカー日本代表

2023年03月29日18時58分

コロンビア戦で左サイドバックに入り、A代表デビューを飾ったバングーナガンデ=28日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム

コロンビア戦で左サイドバックに入り、A代表デビューを飾ったバングーナガンデ=28日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム

  • 右サイドバックで2試合連続先発出場した菅原=28日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム

 サッカー日本代表は、新体制で臨んだ強化試合を1分け1敗で終えた。国際連盟(FIFA)ランキングでは上位となるウルグアイ、コロンビアの南米勢に対し、新しい戦力や戦術をテスト。森保監督は「もちろん完成とは言えないが、すごくいいトライをしてくれた」と振り返った。
 16強入りした昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会後、最初の活動。DF陣の若返りを進め、攻撃を組み立てる際、両サイドバックが内側に絞る可変システムを導入した。
 新戦術を落とし込んだのは、スタッフ入りした名波コーチ。監督は「これまでのレールに乗ってもらうのではなく、ベースは伝えた上で思い切ってやってもらった」と説明。これまで外からチームを見てきた新指導陣の見解も参考に、新たなチームづくりに着手した。
 失点のリスクが伴う守備陣の挑戦は簡単ではない。「フリーだからいつも通りにやろうというのでは、今後につながらないと思った。可能な限りトライした」と板倉(ボルシアMG)。ボール回しや連係面にぎこちなさを残したが、積極的に取り組んだからこそ課題をあぶり出せた。
 2連戦では、バングーナガンデ(F東京)や中村(リンツ)らA代表デビュー組や経験の浅い選手も起用。フィールド選手では、けがで離脱した前田(セルティック)を除き19人をピッチに送った。「次のW杯は決勝まで8試合。2チーム分の選手層を持っておかないと」。常に先を見据えて強化を進める。

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