時疾風、早くも先見据える 大相撲
2023年03月29日16時49分
大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議で新十両昇進を果たした時疾風は29日、エディオンアリーナ大阪で記者会見に臨み「近い将来、幕内に上がることが目標」と、早くも先を見据えた。
宮城県からは1995年名古屋場所の五城楼以来となる関取誕生。中学生の頃に東日本大震災を経験した。当時の自宅周辺に津波の被害はなかったが、沿岸部の惨状に心を痛めた。東農大から入門を決意した理由には、「強くなって宮城の人を勇気づけたい」との思いもあった。
大関貴景勝や春場所で活躍した翠富士らと同学年。「ようやく関取の仲間になった。追い付きたい」と闘志をたぎらせた。