藤青雲、夢かない「ふわふわ」 大相撲
2023年03月29日16時46分
大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議で新十両昇進が決まった藤青雲が29日、エディオンアリーナ大阪で記者会見し、「まだ実感がなくて、ふわふわした気持ち」と素直な心境を口にした。
明大卒業後、いったん就職したが1年後の2021年春場所で初土俵。葛藤を抱えながらの決断に「夢を追い掛けて関取になれてよかった」。東幕下2枚目で臨んだ春場所は7番相撲で十両の玉正鳳を破って勝ち越しを決め、昇進を引き寄せた。
四股やすり足などの基礎運動を重ね、「はたきで落ちる相撲が少なくなっている」と実感。同席した師匠の藤島親方(元大関武双山)は「攻撃的な相撲を取ってほしい。泥まみれになる苦しい稽古をしないと」と一層の奮起を促した。