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強さ示した日本ペア 三浦と木原、さらなる高みへ―フィギュア

2023年03月29日16時36分

フィギュアスケート世界選手権のエキシビションで演技する三浦璃来(右)、木原龍一組=26日、さいたまスーパーアリーナ

フィギュアスケート世界選手権のエキシビションで演技する三浦璃来(右)、木原龍一組=26日、さいたまスーパーアリーナ

 25日まで行われたフィギュアスケート世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)のペアで、三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が日本勢初の優勝を遂げた。4季目の戦績は、輝かしかった。

さらに見据える高み 日本ペア初の頂で―世界フィギュア

 三浦が昨夏に左肩を負傷したことで調整が遅れたが、昨年10月のスケートカナダでグランプリ(GP)シリーズ初優勝を果たし、GP連勝。GPファイナル、四大陸選手権、世界選手権と主要国際大会のタイトルをさらった。結成当初からは「想像できなかった」。三浦がそう振り返った。
 世界選手権は北京五輪上位5組が不在だったが、2人は強かった。ショートプログラム(SP)は会心の演技で80.72点をマーク。80点超えはこれまで4組だけ。指導するブルーノ・マルコット・コーチは「誰がいようがいなかろうが、SPは世界チャンピオンの演技だった」と言い切った。優勝が決まった後も演技を反省する2人を「彼らは決して満足せず常に進化を求める。過去に生きていない」と評価した。
 合計の自己ベストは北京五輪から10点以上も伸ばして世界歴代6位に。それでもまだトップ4組とは10点以上も差がある。そこに追い付くため、木原は「技と技のつなぎや表現力、指先まで(三浦より)僕の方が汚くて目立つ部分が多いので、改善していかないといけない」と課題を挙げた。
 来季へ向けてはリフトで最も難易度の高い技の練習に取り組み、三浦の負傷により今季はできなかった動きも取り入れる。さらなる高みを目指して2人の挑戦は続く。

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