マンモスのミートボール公開 培養肉で気候変動対策訴え―豪企業
2023年03月29日13時31分
【アムステルダムAFP時事】絶滅したマンモスのDNA情報を使い培養した巨大なミートボールが28日、アムステルダムの科学館で公開された。オーストラリアに拠点を置く培養肉の会社「VOW」が作り、併せて気候変動対策を訴えた。
同社の共同創業者の一人は、過去の気候変動で絶滅した象徴であることからマンモスを選んだと説明。「大規模農業や食習慣を変えなければ、同様の運命に直面することになる」と指摘した。
マンモスの培養肉は、科学者によってマンモスやアフリカ象の遺伝子配列を基に、羊の細胞を用いて数週間かけて作られた。安全検査を経ていないため、現時点ではまだ食べることはできない。