ヘンリー王子、英プライバシー裁判で出廷
2023年03月28日18時05分
【ロンドンAFP=時事】英国の著名人がプライバシー侵害で新聞社を訴えた裁判で27日、チャールズ国王の次男・ヘンリー王子や歌手のエルトン・ジョンさんがロンドンの裁判所に原告として出廷した。(写真は英ロンドンの王立裁判所を後にするヘンリー王子)
ヘンリー王子らは電話の盗聴など違法な取材活動をされたとして、英大衆紙デーリー・メールの発行元の大手新聞社グループ、アソシエーテッド・ニューズペーパーズ(Associated Newspapers、ANL)を訴えている。
4日間の予審が行われるが、ANLの広報担当者は「根拠のない、極めて中傷的な主張だ」と反論。訴えは却下されるべきだと語った。
2020年に英王室を離脱し、現在米カリフォルニア州に住んでいるヘンリー王子はメディアとの折り合いが悪く、妻のメーガン妃と共に、英新聞社に対する他の法的措置も進めている。
ここ数年は、米動画配信大手Netflix(ネットフリックス)で配信されたドキュメンタリー番組や、今年1月に出版された王子の自伝「スペア(Spare、原題)」などで王室批判を展開。好感度が急落している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕