「尊い犠牲、忘れない」 渡嘉敷で4年ぶり慰霊祭―沖縄
2023年03月28日18時36分
太平洋戦争末期の78年前、沖縄戦で多くの住民が「集団自決」をしたとされる沖縄県・慶良間諸島の渡嘉敷村で28日、慰霊祭が開かれ、遺族らが犠牲者の冥福と平和を祈った。
慰霊祭は新型コロナウイルス禍で中止が続き、開催は4年ぶり。新里武広村長は「悲惨な戦禍を知る人も少なくなった。尊い犠牲を忘れてはならない」とあいさつした。
米軍は1945年3月27日、渡嘉敷島に上陸。逃げ場を失い、島の北端に追いやられた住民約330人は手りゅう弾などで自決を図った。