遺体取り違えて引き渡し 遺族が「別人」と気付く―警視庁
2023年03月28日17時25分
警視庁刑事総務課は28日、西新井署管内で死亡した男性2人の遺体について、同署員が取り違えて遺族に引き渡したと発表した。
同課によると、取り違えたのは、26日に東京都足立区内で死亡した72歳と83歳の男性の遺体。27日に都監察医務院で死因などを調べた後、西新井署員がそれぞれ別の葬儀業者に誤って引き渡した。
引き渡しの約2時間後、遺族が別人と気付き、業者を通じて同署に連絡して発覚した。
取り違え防止のため、遺体の氏名や顔写真を確認することになっていたが、同署刑事組織犯罪対策課の男性署員3人はこれを怠っていたという。
刑事総務課の原田章治課長の話 このような事案は絶対にあってはならず、心からおわびする。今後は確認を徹底する。