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WBCの熱気、追い風に 米大リーグ、31日開幕

2023年03月28日11時11分

アスレチックスとのオープン戦で力投するエンゼルスの大谷翔平=2月28日、米アリゾナ州メサ

アスレチックスとのオープン戦で力投するエンゼルスの大谷翔平=2月28日、米アリゾナ州メサ

  • ナ・リーグ優勝決定シリーズのフィリーズ戦で力投するパドレスのダルビッシュ有=2022年10月23日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア

 米大リーグは30日(日本時間31日)に開幕を迎える。直前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本が3大会ぶりに優勝。「侍」の熱気を追い風に、エンゼルスの大谷翔平選手らが新シーズンに挑む。

かつての「侍」から変貌 小技、堅実性にパワーも―WBC・戦い終えて(中)

 WBCで最優秀選手(MVP)となった大谷は2年連続の開幕投手に決定。今季終了後はフリーエージェントになるため早くも去就が話題を集める。本人は「契約のことはあまり気にしていない。完全にシーズンに集中している」と冷静な姿勢を貫くが、投打の二刀流への視線が一層熱を帯びるのは必至だ。
 パドレスのダルビッシュ有投手は、キャンプインを前に2028年までの契約延長で合意。WBC参加の影響による調整の遅れは懸念材料だが、ローテーションの軸としてチームが寄せる信頼は厚い。
 カブスでメジャー2年目の鈴木誠也外野手は、左脇腹の負傷で開幕に間に合わない見通し。昨季は負傷もあって111試合出場にとどまり、今季は真価が問われる。日本から移籍1年目に臨む吉田正尚外野手(レッドソックス)、千賀滉大投手(メッツ)、藤浪晋太郎投手(アスレチックス)は総じて順調。いずれも主力としての働きが期待される。右肘手術から再起を期す前田健太投手(ツインズ)、昨季は後半に救援に回った菊池雄星投手(ブルージェイズ)も先発の一角として開幕を迎えられる。
 今季の大リーグは試合時間短縮を目的としたピッチクロック(投球間の時間制限)を導入。極端な内野守備シフトの禁止や、接触プレーによる負傷を減らすためのベースのサイズ拡大も採用され、試合にどんな影響を与えるか注目される。
 レギュラーシーズンは同地区同士の対戦が減り、交流戦が大幅に増加。各球団が他の29球団全てと顔を合わせる日程となった。 (ニューヨーク時事)

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