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67歳の指揮官、チーム再建へ レンジャーズのボウチー監督―米大リーグ

2023年03月28日05時19分

今季就任した米大リーグ、レンジャーズのボウチー監督=4日、米アリゾナ州サプライズ

今季就任した米大リーグ、レンジャーズのボウチー監督=4日、米アリゾナ州サプライズ

 【サプライズ(米アリゾナ州)時事】米大リーグのレンジャーズを今季指揮するのが、経験豊富な67歳のブルース・ボウチー監督だ。2019年限りでジャイアンツ監督を退いて以来、4年ぶりの復帰となった。「やはり現場はいい。開幕が楽しみだ」と表情を崩す。
 パドレスとジャイアンツで計25年監督を務めた。通算2003勝は歴代12位で、ワールドシリーズ優勝3度と申し分ない実績を誇る。
 レンジャーズは16年を最後にポストシーズンと無縁。1976年生まれと若いウッドワード監督に19年からチーム再建を託したが、結果が残せず昨季途中で解任。今季は反対に大ベテラン監督の起用となった。
 近年の大リーグでは、以前より詳細になったデータを生かした戦術が求められ、昔かたぎの監督は時代遅れとみなされる傾向にあった。ところが、ここに来てベテラン監督が実績を挙げるケースが目立つ。49年生まれのダスティ・ベーカー監督は昨季、73歳にしてアストロズでワールドシリーズ制覇。56年生まれのバック・ショウォルター監督もメッツを6年ぶりのポストシーズンに導いた。最優秀監督に選ばれた同監督は「チームを率いるには、経験豊富でないとできないことがある」と語る。
 今季で大リーグ11年目を迎えるレンジャーズのセミエンは「ボウチー監督の偉大さは誰でも知っている。球団は本気で勝とうとしているのだなと感じる」と話す。気持ちを高ぶらせるナインをまとめ、老将がチーム再建に挑む。

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