K・ウェストさん「反ユダヤ」を否定 映画俳優に感化?

2023年03月27日17時27分

【ワシントンAFP=時事】米ラッパーのカニエ・ウェストさんは25日、映画『21ジャンプストリート』のジョナ・ヒルを見て、「またユダヤ人が好きになった」とインスタグラムに投稿した。これまでの反ユダヤ的な姿勢を一転させた形だ。(写真はラッパーのカニエ・ウェストさん。資料写真)
 現在「イェ(Ye)」の名前で活動するウェストさんは、反ユダヤ的な発言や「ナチス(Nazi)愛」、ナチス総統アドルフ・ヒトラーの賛美で物議をかもしてきた。そうした言動を受け、スポーツ用品大手の独アディダスなどのブランドが提携関係を解消。大半のSNSからも締め出されている。
 しかし、この日は「『21ジャンプストリート』に登場するジョナ・ヒルを見ていると、ユダヤ人がまた好きになってきた」と投稿。「イエス・キリストはユダヤ人であり、キリスト教徒に反ユダヤ主義者のレッテルを貼ることはできない。ありがとう、ジョナ・ヒル。愛しているよ」とつづった。
 SNS上では、ウェストさんの新たな宣言をユーモア交じりの発言と歓迎する向きも見られたが、「あなたがまいた憎悪の種はすでに大きくなっている」などと、遅きに失したとの受け止め方をする声も多かった。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

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