村田、28日に引退会見 王座陥落から約1年―ボクシング
2023年03月27日20時15分
元世界ボクシング協会(WBA)ミドル級スーパー王者の村田諒太(37)=帝拳=が28日に東京都内で引退記者会見を開くと、所属ジムが27日に発表した。昨年4月9日に国際ボクシング連盟(IBF)王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦に敗れて王座から陥落。その後は試合から遠ざかり、最近は現役を退く意向を示していた。
村田はアマチュア時代から世界的に選手層の厚いミドル級で活躍。2012年ロンドン五輪では、日本選手では1964年東京大会バンタム級の桜井孝雄以来となる金メダルを獲得した。13年にプロに転向し、17年10月に2度目の世界挑戦でWBAのタイトルを奪取。ミドル級の日本選手では竹原慎二に次ぐ2人目の世界王者となった。
村田は2月にゴロフキン戦を振り返り、「僕の中ではあの試合が最後だと思っている。まだ発表できていないだけ」と述べ、引退の意向を表明していた。