ＮＡＴＯ、ロシアの反発一蹴　英の劣化ウラン弾供与めぐり

【アイントホーフェン（オランダ）ＡＦＰ＝時事】北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のイエンス・ストルテンベルグ事務総長は２３日、英国が劣化ウラン弾のウクライナ向け供与を表明したことに対するロシアの反発を「ＮＡＴＯの同盟国は、ウクライナ支援におけるすべての行動で、国際ルールと国際法に従っている」と一蹴した。（写真はオランダ・アイントホーフェンの空軍基地を訪れたＮＡＴＯのイエンス・ストルテンベルグ事務総長〈左から２人目〉）
　ロシアは２２日、英国がウクライナに劣化ウラン弾を供与すれば、ウクライナ危機が大きくエスカレートすると警告した。
　ストルテンベルグ氏はオランダの空軍基地でＮＡＴＯと欧州連合（ＥＵ）の空中給油機部隊の運用開始式に出席。英国の劣化ウラン弾供与とロシアの反発に関するＡＦＰの質問に対し、「危険なのは多くの命を奪っているこの（ウクライナ）戦争だ」として、「リスクを減らすためにできる最も重要なことは、（ロシアのウラジーミル・）プーチン大統領が戦争をやめることだ」と強調した。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】

〔ＡＦＰ＝時事〕