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高性能兵器早期供与求める 南部ヘルソン州視察―ウクライナ大統領

2023年03月24日19時09分

24日、ウクライナ東部ドネツク州バフムト近郊で、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた建物(ロイター時事)

24日、ウクライナ東部ドネツク州バフムト近郊で、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた建物(ロイター時事)

 ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、欧州連合(EU)首脳会議でビデオ演説し「(支援の遅れが)平和の実現と戦争終結を遠ざける」と述べ、長距離ミサイルや最新鋭軍用機の供与を求めた。「欧州がちゅうちょすれば(ロシアは)何年も戦争を行うための時間を稼ぐことになるだろう」と強調し、兵器供与などの遅れはロシアによる侵攻の長期化につながると警告した。

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 ウクライナ軍は東部ドネツク州の要衝バフムト攻防戦に関し、ロシア側の主力を担ってきた民間軍事会社ワグネルの「勢いが弱まっている」(軍高官)とみて、反転攻勢を準備中とされる。ゼレンスキー氏は改めて米欧の支援強化を呼び掛けた形だ。
 AFP通信などによると、バフムト近郊の町で24日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、5人が死亡した。人道支援施設に着弾したという。
 また、ゼレンスキー氏は23日、ロシア軍から奪還した南部ヘルソン州を訪問し、エネルギー事情や復興状況などを視察した。「50以上の村がほぼ完全に破壊され、幾つかの地域では建物の9割以上が廃虚になった」と説明。これらの村にも住民が戻ってきており「再建のために全力を尽くす」と表明した。

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