障害者虐待、最多３０８５件　２１年度、相談・通報も増加―厚労省

　厚生労働省は２４日、２０２１年度に全国の自治体などが確認した障害者への虐待は前年度比２８４件増の３０８５件で、過去最多だったと発表した。厚労省によると、虐待の発見者に自治体への通報を義務付けた障害者虐待防止法への理解が広まり、相談・通報件数が増えたことが背景にあるとみられる。

県立障害者施設で虐待疑い２５件　職員の半数関与―神奈川

　自治体などが確認した虐待を加害者別に見ると、家族らが１９９４件（前年度比２２６件増）、施設職員らが６９９件（同６７件増）、雇用主らが３９２件（同９件減）。被害者は３４６２人（同２９９人増）だった。