バウアー「優勝したい」　サイ・ヤング賞右腕―プロ野球・ＤｅＮＡ

　ＤｅＮＡの新外国人、トレバー・バウアー投手（３２）が２４日、横浜市内のホテルで入団会見に臨み、「ベイスターズの一員として優勝に向かっていきたい」と意気込みを語った。
　米大リーグ通算８３勝の右腕。２０１５年から５年連続で２桁勝利をマークし、２０年にはレッズでサイ・ヤング賞（最優秀投手賞）を獲得した。　
　１９年にＤｅＮＡの２軍施設を訪れるなど、以前からチームと親交があった。暴行疑惑が浮上して今年１月にドジャースを退団するなどのいきさつも報じられたが、「社を挙げて検討し、獲得するべきだと決まった」と萩原龍大チーム統括本部長は明かした。水面下での交渉を経て、２月下旬に合意に至ったという。
　メジャーでの登板は２０２１年６月が最後だが、「すべての面で強化をしてきた。もっと力強くなっている」。直球の平均球速９６マイル（約１５４キロ）以上、２００奪三振を目標に掲げる。
　対戦したい打者には昨季三冠王の村上（ヤクルト）を挙げた。登板時期については、「４月中に登板できるように準備したい」と抱負を述べた。