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劣後債無価値、条項通りに決定 クレディ救済で―スイス金融当局

2023年03月24日07時15分

 【ニューヨーク時事】スイス金融監督局(FINMA)は23日、同国金融大手クレディ・スイスの救済を巡り、同行が発行した劣後債の一種「AT1債」を無価値にした措置について、「(有価証券の内容を定める)目論見書の条項に従った」と理由を説明した。同行に破綻の恐れがある「存続事案」が発生し、特に「政府の特別な支援があった場合」には完全に無価値になると定められていると強調した。

クレディ・スイス救済、火種残る 「劣後債無価値」に警戒強く

 クレディ・スイスは信用不安の高まりから経営危機に陥り、スイス当局の関与の下、同業のUBSに救済買収されることが決まった。同国政府は緊急法令に基づき、流動性支援のため、政府保証の付いた融資を実施。FINMAは、AT1債を無価値にする「契約条件を満たしている」と指摘した。

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