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健康増進プログラム、対象拡大 保険契約なしでも利用可能に―高田住友生命社長

2023年03月24日07時22分

インタビューに答える住友生命保険の高田幸徳社長=1日、東京都中央区

インタビューに答える住友生命保険の高田幸徳社長=1日、東京都中央区

 住友生命保険の高田幸徳社長は時事通信のインタビューに応じ、健康増進型保険「バイタリティ」の健康増進プログラムについて、保険契約を結ばなくても利用できるサービスを4月に導入し、利用できる対象者を拡大する方針を明らかにした。プログラムの利用者数を現在の約130万人から2030年までに約4倍の500万人に増やすことを目指す。自治体との提携も加速する。

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 「バイタリティ」は保険契約にスマートフォンアプリなどを用いて日々の運動や生活改善の取り組みを点数化するプログラムが組み込まれており、その獲得点数に応じて保険料が安くなる仕組みになっている。コロナ禍で健康への意識が高まる中、高田氏は「時代にマッチしている」と強調した。
 プログラムを利用できる人は従来、同社の生命保険加入者に限られていたが、4月からは加入者以外も利用できるようにする。利用料は月額330円で、健康増進の活動に応じてスポーツジム利用料の割引といった特典がある。高田氏は「後で住友生命の保険に加入する人も増えていく」と語った。
 昨年秋には大阪府と提携。府内在住・勤務者に3カ月間無料でのプログラム提供を始めた。高田氏は「(利用者は)着実に増えている。こういう取り組みを各自治体で増やせれば、かなり多くの方が利活用できる」と期待を示した。都道府県に加え市町村にも広げる考えだ。

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