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事件当日にタリウム検索 容疑者が自身のスマホで―大阪府警

2023年03月23日22時28分

 京都市の女子大学生が劇物のタリウム摂取により殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された不動産賃貸業宮本一希容疑者(37)=京都市左京区=が事件当日、自身のスマートフォンでタリウムについて複数回検索していたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は検索の目的やタリウムの摂取方法などを調べている。

致死量超えるタリウム検出 女子大学生の吐しゃ物など―大阪府警

 宮本容疑者は昨年10月12日、京都市北区のマンション一室で、この部屋に住む立命館大3年の浜野日菜子さん=当時(21)=に何らかの方法でタリウムを摂取させ、殺害した疑いで今月3日逮捕された。浜野さんは摂取の3日後、タリウム中毒による急性呼吸窮迫症候群で死亡した。
 捜査関係者によると、府警が押収した宮本容疑者のスマホを解析したところ、事件当日にタリウムの中毒症状や過去に起きたタリウムに関する事件について調べていたことが判明。浜野さんが摂取後、病院に行く前後に検索していたとみられる。
 捜査関係者によると、宮本容疑者は逮捕後、黙秘を続け、雑談にも応じていない。逮捕前の任意の調べには、浜野さん宅で飲酒していたが、12日未明に浜野さんのせきが止まらなくなり、駆け付けた両親が病院に連れて行ったと説明している。

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