スペイン首相、来週訪中 ウクライナ問題など議論
2023年03月23日22時24分
【パリ時事】AFP通信は23日、スペインのサンチェス首相が来週、中国を訪問し、習近平国家主席と会談すると報じた。スペイン紙によると訪中は30~31日で、習氏が公式訪問を招請したという。両首脳はロシアのウクライナ侵攻を巡る中国の「和平案」などについて意見交換する見通しだ。
AFPによれば、新型コロナウイルスの感染拡大後に訪中する欧州首脳は、ドイツのショルツ首相に続き2人目。フランスのマクロン大統領も4月上旬に訪中を予定している。
ロイター通信によると、欧州連合(EU)首脳会議に出席するためブリュッセルを訪れたサンチェス氏は23日、会談で習氏の立場を聞いた上で「和平(交渉)開始の条件を決めるのはウクライナだと伝える」と述べた。スペインは7~12月に輪番制のEU議長国を務める。