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台湾、ホンジュラスから大使召還 中国との国交樹立協議に反発

2023年03月23日20時38分

ホンジュラスのレイナ外相=2022年9月、東京(AFP時事)

ホンジュラスのレイナ外相=2022年9月、東京(AFP時事)

 【台北、北京時事】台湾外交部(外務省)は23日、中米ホンジュラスのレイナ外相が国交樹立協議のため中国に派遣されたことを受け、駐ホンジュラス大使を「直ちに召還する」と明らかにした。「一つの中国」原則を掲げる中国と国交を結べば台湾との断交は必至で、同部は声明で「強烈な不満」を表明した。

ホンジュラス大統領、中国との国交樹立指示 台湾は「深刻な懸念」表明

 ホンジュラスは台湾と正式な外交関係を持つ14カ国の一つだが、親中派で知られるカストロ大統領は今月、中国との国交樹立をレイナ氏に指示していた。台湾外交部は「長年にわたる援助や協力の成果を無視し、わが政府と人民感情を深刻に傷つけた」と非難した。
 中国は強力な経済支援を武器に、台湾と外交関係を結ぶ国々の切り崩しを進めている。レイナ氏は大統領府ホームページで対中国交樹立について「国民の利益になる」と強調した。台湾の中央通信は22日、ホンジュラスが外交関係の維持を望む台湾に対し、約25億ドル(約3300億円)の経済支援を要求していたと報じた。

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