平均年齢56.1歳 女性候補は2割上回る―9知事選
2023年03月24日08時17分
23日告示された9道府県知事選に立候補した33人の平均年齢は56.1歳で、前回(三重、福岡を含む11知事選)の58.2歳から2.1歳下がった。女性候補は7人と前回から2人増え、全体の21.2%と2割を上回った。
最高齢は奈良の荒井正吾氏の78歳。他の32人は戦後生まれで、最年少は神奈川の大津綾香氏の30歳。年代別では60代が10人で最も多く、次いで50代が9人、40代が8人、70代が4人、30代が2人。
現職は、大分を除き8人が立候補した。このうち、徳島の飯泉嘉門氏が6選を、奈良の荒井氏と鳥取の平井伸治氏が5選を目指す。
経歴別に見ると、国会議員経験者は北海道の池田真紀氏、大阪の吉村洋文氏と辰巳孝太郎氏、奈良の荒井氏、徳島の後藤田正純氏と三木亨氏、大分の安達澄氏の7人。中央省庁の元官僚も7人で、うち総務省(旧自治省)が5人、国土交通省(旧運輸省)と経済産業省(旧通産省)が各1人だった。
他の自治体首長経験者は、現職が北海道の鈴木直道氏(元夕張市長)と大阪の吉村氏(元大阪市長)、新人が奈良の山下真氏(元生駒市長)、大分の佐藤樹一郎氏(元大分市長)の計4人となっている。