夜間デモを批判　年金改革法は年内施行―仏大統領

　【パリ時事】フランスのマクロン大統領は２２日、国民に不人気の年金改革に反対する若者らが夜間に過激なデモを繰り返し、治安が悪化していることなどを念頭に、「破壊分子や過激派は受け入れられない」と批判した。圧力に屈することなく、関連法を年内に施行するとも表明した。

パリ、夜間デモに騒然　路上ごみ炎上―仏

　テレビのインタビューで語った。マクロン氏は米連邦議会襲撃事件を引き合いに、改革に対する抗議に伴う「過激な暴力」を非難。「改革は（財政健全化のため）不可欠だ」とした上で、反対が約７割を占める世論調査の結果を気にせず、国益を優先すると強調した。