第2次大戦中に干上がった湖、異例の豪雨で復活か 米加州

2023年03月22日17時39分

【コーコラン(米国)AFP=時事】異例の豪雨が続く米カリフォルニア州セントラルバレーで、第2次世界大戦中に干上がったトゥーレアリ湖が再び姿を現そうとしている。(写真は米カリフォルニア州トゥーレアリ郡で、水位が上昇した川の堤防を強化するため積まれた泥やがれき)

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 カリフォルニア州では、平野部で100ミリの降雨、山間部で最大120センチの積雪が予想されており、トゥーレアリ郡の住民に避難指示が出された。
キングス川保全地域によると、雪解けによりキングス川の水位が記録的に上昇する危険が高まったため、サクラメントの米陸軍工兵隊部隊がトゥーレアリ湖底へ放水する予定だ。
 トゥーレアリ湖は、主にシエラネバダ山脈の雪解け水を水源とする米西部最大の淡水湖だった。しかし、一帯で農地開発が進み、川の水がかんがいに使われるようになると湖の水量が低下。20世紀半ばには水がなくなり、農地となった。
 ネバダ州リノの国立気象局は21日、今冬は過去77年で2番目に降雪が多いと述べた。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕

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