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中豪、4年ぶり軍事対話 原潜計画に探りか

2023年03月22日19時46分

オーストラリア海軍のコリンズ級潜水艦=2018年5月、シドニー(AFP時事)

オーストラリア海軍のコリンズ級潜水艦=2018年5月、シドニー(AFP時事)

 【シドニー時事】中国とオーストラリアの軍当局者による対話が22日、キャンベラで4年ぶりに開催された。米英豪3カ国が安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を通じた豪州への原子力潜水艦配備計画を発表した直後だけに、中国側には計画への探りを入れる意図があったとみられる。

対中「力の空白」防ぐ 豪、原潜配備で重荷

 豪メディアによると、対話は半日ほどで、豪国防省は「実務的な雰囲気で行われ、地域の安全保障問題について互いに意見を交わした」と説明した。中国国防省も声明で「相互理解が強化され、両軍関係の健全で安定した発展が促進された」と総括した。
 13日に発表された原潜配備計画について、中国側は「断固反対」を表明しており、軍事対話でも懸念を示したとみられる。豪州は対外的に、原潜に核兵器を搭載せず、核拡散防止条約(NPT)などを順守する方針を説明してきており、中国側にも理解を求めたもようだ。

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