最大野党代表を在宅起訴 背任や収賄の罪―韓国検察
2023年03月22日18時55分
【ソウル時事】韓国のソウル中央地検は22日、背任や収賄など五つの罪で、革新系最大野党「共に民主党」の李在明代表を在宅起訴した。李代表はソウル近郊・城南市長時代に都市開発で民間業者が4895億ウォン(約500億円)の不正な利益を得るよう事業設計を行い、市に損害を与えたとされる。
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李代表はまた、2014年以降の都市開発事業で側近を通じて内部情報を民間業者に流し、7886億ウォン(約799億円)相当の不正な利益を得た疑いもある。検察は、市のサッカーチームへ後援金を出させる代わりに便宜を図った罪などでも起訴した。
李代表は22日の党の会議で「最初から結論の決まった政治的捜査だ」と尹錫悦政権下の検察を批判。裁判で無罪を争う考えを示した。韓国メディアによると、党は李代表に職務を続行させることを決めた。