上野樹里、のだめ役を「楽しんで」　ミュージカル版でも主演、千秋役は三浦宏規

　１０月に上演されるミュージカル「のだめカンタービレ」で、上野樹里が主人公の音大生・野田恵役を演じることが決まった。ドラマシリーズの同役で注目された上野は、千秋真一役の三浦宏規と共に取材会に出席。「楽しんで（演じ）、“のだめ”として皆さんに再び会えたらいいな」と思いを込めた。

　昨年、ミュージカル化の話を聞いて「『興味がある』と言ったところから今に至っている」と上野。「のだめは多くの人々の中に映像で残っているので、ミュージカルになるのは想像がつかなくて」としつつ、「『お芝居の延長線上で、のだめはどんなふうに歌うの？』と考えると、面白いなと思って。『挑戦してみよう！』ということになりました」などと語った。

　「のだめカンタービレ」は、上野にとって「青春時代、初めて連続ドラマの主役をさせていただいた作品」となる。「長期にわたって関わり、こうして別の形で演じることになるとは思っていなかった」そうだが、「映像で何度も見てくださっているファンの方は、のだめを生で見ると喜んでくれるのかな」と期待を口にした。

　舞台は初挑戦。「今回、（主人公の）大学時代を演じることになりますが、舞台はリアルにその年代でなくても見せられる。それもまた挑戦かなと思って」。三浦に「いろいろとお世話になります。千秋先輩についていきますので、よろしくお願いします」と言葉を向けていた。

　一方の三浦は「大好きだった作品の千秋先輩になれるなんて！　しかも上野さんが、のだめを演じられるということで、本当にうれしい」と笑顔。「大役なので、皆さまの期待を裏切らないように精いっぱい頑張りたい」と意欲を見せた。東京・シアタークリエで上演。