岸田首相帰国後に国会報告　自・立合意―情報管理、与野党が疑問視

　自民、立憲民主両党の国対委員長は２２日、国会内で会談し、岸田文雄首相のウクライナ訪問について、帰国後に国会で報告を受けることで合意した。衆参両院の本会議で、首相が与野党の質疑を受ける形を想定している。

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　会談では、自民党の高木毅氏が首相のウクライナ訪問について、立民の安住淳氏に報告。安住氏はこの後、記者団に「（今回は）事前に国会での承認は得ないことで内々了解していた。異議は申し立てなかった」と述べた。
　一方、自民党の外交部会では、首相の現地入りが事前に報じられたことについて「ばれているなら報道協定をしなくては駄目だ」などと、政府の情報管理を疑問視する声が複数出た。国民民主党の玉木雄一郎代表も記者会見で「情報、危機管理の観点から問題を指摘せざるを得ない」と断じた。