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世界を熱狂させた二刀流 大谷、今大会の「顔」に―WBC

2023年03月22日09時30分

力投する大谷=21日、米フロリダ州マイアミ

力投する大谷=21日、米フロリダ州マイアミ

  • 1回、四球で出塁した大谷(左)。右は米国のゴールドシュミット=21日、米フロリダ州マイアミ(AFP時事)

 【マイアミ時事】大谷翔平選手(エンゼルス)は初めてのWBC参加を昨年11月に表明し、万全で本番に臨めるよう準備してきた。開幕前には「素晴らしい大会になることを僕自身願っているし、そうなるように全力を尽くしたい」と言及。投打の二刀流で活躍して米大リーグの「顔」となった大谷には、日本の勝敗や個人の成績だけでなく、野球の発展にも貢献したいという思いがある。

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 1月に前倒しでエンゼルスのキャンプ地(米アリゾナ州)に入り、自主トレーニング、キャンプ、オープン戦とこなした。チャーター機で東京へ移動すると、1次リーグ、準々決勝と投打で存在感を発揮。準決勝、決勝が行われたマイアミでも、各国メディアの注目が集まった。
 大リーグ機構(MLB)が発表した資料によると、1次リーグの集客は過去最多。日本では地上波中継の平均世帯視聴率が軒並み40%を超えた。大谷のSNSのフォロワー数は3月1日以降の約2週間で136万人増となり、増加数はWBCに参加した選手で最多。世界の視線が大谷にくぎ付けになっていた。
 今大会では各チームが打線にメジャーのスター選手を招集した一方、投手の出場見送りが目立ったのも事実。ピークをシーズン開幕前に合わせるのが困難なためで、メッツのシャーザーは「シーズンに影響してしまう」と投手が断念する理由を説明。有力投手が出場に二の足を踏む中で、大谷は1次リーグから気迫満点の投球を見せた。
 「(WBCは)回数を重ねるごとに権威ある大会に近づいているんじゃないかなと思う。まだまだ途中だし、逆に言えば、自分たちの力でもっともっといい大会にできるというやりがいがある」。二刀流で奮闘し、世界を熱狂させた大谷は、今後も球界の発展を支える存在となりそうだ。

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