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岸田首相のウクライナ訪問を速報 習氏訪ロと対比―米欧メディア

2023年03月22日06時45分

ウクライナ・キーウ(キエフ)近郊のブチャで、教会の敷地内にある集団墓地を訪れた岸田文雄首相(左から2人目)(AFP時事)

ウクライナ・キーウ(キエフ)近郊のブチャで、教会の敷地内にある集団墓地を訪れた岸田文雄首相(左から2人目)(AFP時事)

  • 21日、モスクワのクレムリンで、会談に臨む中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】米欧メディアは21日、岸田文雄首相のウクライナ電撃訪問を相次いで速報した。中国の習近平国家主席がロシアを訪れ、プーチン大統領と首脳会談を行ったタイミングと重なったことを踏まえ、自由民主主義陣営と専制主義陣営とを対比させる論調が目立った。

岸田氏のウクライナ訪問「素晴らしい」 米高官

 「日本はウクライナ政府への多額の援助を約束したが、中国は孤立を深める戦争犯罪容疑者のプーチンを支える唯一の声であり続けた」。米CNNテレビは21日、日中首脳の行動を対照的に紹介。「ウクライナ戦争を巡る北東アジアの深い溝を浮き彫りにした」と伝えた。
 英BBC放送も、岸田氏のキーウ(キエフ)入りと習氏のモスクワ入りを「日中首脳、ウクライナ戦争で対立する都市を訪問」の見出しで報道。中国と密接な経済関係にありながらも軍事的緊張が高まる日本の現状に触れ、習氏の訪ロと同じ時期に岸田氏がキーウを訪れた判断は「驚くべきことだ」と指摘した。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「きょうのウクライナは、あすの東アジアかもしれない」との岸田氏の発言を引用。ウクライナ侵攻や中ロ接近が、台湾有事を警戒するアジアの米同盟国をより結束させていると分析した。

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