「中国の立場」に苦言 ウクライナ独自の和平案考慮せず―ゼレンスキー大統領
2023年03月22日08時01分
ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ロシアによる侵攻を巡り和平案と称されている「中国の立場」に関し、中国がウクライナ独自の和平案を考慮せず作ったものだと苦言を呈した。首都キーウ(キエフ)での岸田文雄首相との共同記者会見で語った。
ゼレンスキー氏は昨年11月の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で、ロシア軍撤退を含む10項目の和平案を提案した。共同会見での発言は、中国側がこれを無視し、習近平国家主席が20日から3日間の日程で訪ロするなど仲介役を演じていることへの不快感を示した可能性がある。