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強豪国で妊婦選手奮闘 スウェーデンは「ベビーブーム」―世界カーリング

2023年03月22日05時12分

作戦を話し合うスウェーデンのハッセルボリ(左)とクノッヘンハウアー=18日、スウェーデン・サンドビーケン

作戦を話し合うスウェーデンのハッセルボリ(左)とクノッヘンハウアー=18日、スウェーデン・サンドビーケン

  • スイープするカナダのハリス(手前)=20日、スウェーデン・サンドビーケン

 【サンドビーケン(スウェーデン)時事】カーリングの女子世界選手権で、開催国スウェーデン、カナダの強豪2チームは妊娠中の選手の奮闘が目を引く。競技と家庭生活を両立させる姿を大舞台で示している。
 スウェーデンは五輪で2018年平昌が金、22年北京が銅と2大会連続メダル。そのチーム内ではスキップのハッセルボリ、セカンドのクノッヘンハウアーが妊娠中で、サードのマクマナスは1月に出産したばかりだ。「ベビーブーム」到来の中、悲願の優勝を目指している。
 6月に出産予定のハッセルボリのおなかは、一見して分かるほど大きい。地元メディアに「トップレベルでプレーできると分かっていなければ、ここにいないだろう」と自信を口にし、「節制は得意ではなかったが、どうすれば全身をフレッシュに保てるのかを考えることが大切」。健康への意識が高まり、競技への好影響もあるようだ。
 カナダのリード、ハリスも6月に出産を予定する。重いおなかを抱えながらも力強いスイープをこなし、カーリング大国の4大会ぶり制覇に向けて白星を重ねている。
 日本から出場しているロコ・ソラーレの本橋麻里代表理事は「カーリングが人生なのではなく、人生の中にカーリングがある」との考え方を大切にする。自身も2児の母で、育児と競技、チーム運営に尽力してきた。カーリング界には、スポーツは人生を豊かにする手段の一つという精神が根付いている様子だ。

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