課題の攻撃、再構築できるか 増やしたい敵陣でのプレー―サッカー日本代表
2023年03月21日21時09分
W杯カタール大会では三笘、伊東らのスピードを生かした速攻中心の戦いで強豪ドイツ、スペインを破った。一方で課題として残ったのが、ボールを保持して主導権を握りながら押し込む攻撃だ。
高い位置でプレーしたい気持ちを抑え、左サイドの守備でも奮闘した三笘はクロアチアに敗れて8強入りを逃した翌日、「守備的な戦いではなく、自分たちが攻撃的にサッカーをしていくことが代表には必要」と言った。敵陣でいかに相手の嫌がる攻撃ができるか、森保監督も今回の活動のテーマの一つに挙げる。
攻撃の組み立ての起点となる最終ラインの顔ぶれは、板倉を除くと代表経験が浅い。柔軟な立ち回りが求められるボランチの守田は「僕ができることはビルドアップやポジショニングの整備。そこは得意」。南米勢の激しいプレスをうまく回避して前線へ運ぶことができれば、目指す姿は見えてくる。
最前線候補は、W杯と同じ4人。「おのおのが得意とするプレーをしながら、ゴール前でどれだけ結果を残せるか」と浅野。誰が新エースへと名乗りを上げるかも、楽しみだ。