清原、父の偉大さ実感 「頼れる選手になりたい」―高校野球・慶応
2023年03月21日19時01分
最高の見せ場で、慶応の清原に打順が回った。延長十回2死満塁。名前がコールされると、父和博さんがPL学園時代に13本塁打を放った聖地が、大歓声に包まれた。
父を重ねるファンの期待が高まった中、空振り三振。バットを地面にたたきつけて悔しがった。その裏にサヨナラ負けを喫し、「一本出なくて自分のせいで負けたと思っている」と責任を負った。
つらい思いが強いだろうが、第1打席では左前打を放ち、甲子園は「想像をはるかに超えるすごい球場」と実感もできた。
この大舞台で活躍した父について「本当に偉大だなと思った」と言った後、「夏帰ってきて頼れる選手になりたい」と誓った。
球場で見守った和博さんは「声援は息子に届いたと思う。ありがたかった。甲子園でヒットを打ったことはいい思い出になったと思う。最後も振った。ナイススイング」とコメントした。