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大谷、勇気与える二塁打 劇的勝利の口火切る―WBC

2023年03月21日15時56分

9回、二塁打を放つ大谷=20日、米フロリダ州マイアミ

9回、二塁打を放つ大谷=20日、米フロリダ州マイアミ

  • メキシコに逆転サヨナラ勝ちし、喜ぶ大谷(中央)ら=20日、米フロリダ州マイアミ(EPA時事)

 二塁ベースに到達すると、感情むき出しで味方ベンチに向かってほえた。1点を追う九回、先頭の大谷が高めに浮いた初球の変化球を捉えて右中間二塁打。一塁ベース付近でヘルメットを自ら飛ばす激走を見せ、劇的勝利の道筋をつくった。

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 「必ず塁に出ると決めていた。ここからだぞという気持ちだった」。吉田が四球で続き、最後は不振だった村上がサヨナラ打。「本当に苦しかったと思う。人一倍バットも振っていた。必ず打ってくれると思っていた」。年下の打棒を自分のことのように喜んだ。
 エンゼルスで共に先発ローテーションを担う相手先発のサンドバルから安打は打てなかった。しかし救援陣からは六回に左前打、七回は四球と好機をつくる。劣勢の試合展開の中、ベンチで仲間を鼓舞し続けてもいた。
 決勝では、救援登板に意欲を見せている。「みんな精いっぱい、本当に身を粉にしてチームのために頑張っている。全力で準備したい」と話した。最後も二刀流の本領発揮の可能性がある。連覇を狙う米国との大一番。「最高の舞台で最高の相手。必ず勝つんだという強い気持ちを持って迎えたい」と意気込んだ。 (マイアミ時事)

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