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トルコ大地震、ペットの被災も深刻 愛護団体が1500匹超保護

2023年03月22日07時13分

トルコ大地震被災地で保護された子犬を抱えるエムレ・デミルさん=20日、トルコ北西部ブルサ県

トルコ大地震被災地で保護された子犬を抱えるエムレ・デミルさん=20日、トルコ北西部ブルサ県

  • トルコ大地震の被災地でけがを負い、動物病院で治療を受けるネコ=20日、トルコ北西部ブルサ県

 【ブルサ(トルコ)時事】トルコ国内で5万人以上が死亡した2月6日の大地震では、ペットのネコやイヌなど多くの動物も被災した。地元の動物愛護団体ハイタプは、深刻な被害が出た南部ハタイ県などで動物1500匹以上を保護し、けがの治療や心理面でのサポートを行っている。

トルコ地震、死者5万人超に ペットのネコ8匹、17日ぶり救出

 被災地ではがれきの中からネコやイヌが相次いで救出されたが、飼い主が分からないケースも多い。また、判明してもテントなどで避難生活を送る被災者にとって飼育の継続は困難だ。
 「口の動きからも、心の傷が分かるんだよ」―。ハイタプ幹部のエムレ・デミルさん(33)は20日、北西部ブルサ県の保護施設で、ハタイ県から19日に運ばれてきた黒い雄の子犬を抱きかかえながら語った。生後1カ月未満で地震後の混乱の中で生まれたとみられ、見つかった時は目が開かない状態だったという。
 ブルサ県内の動物病院では、体のあちこちに重いけがをした推定2歳の雄ネコが治療を受けていた。深刻な感染症のため両目を摘出せざるを得なかった。飼い主は不明といい、病院スタッフのバフリエ・シャンシさん(27)は「この子のために新しい家族を見つけてあげたい」と話した。

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