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村上、最後に捉える 「腹をくくっていた」―WBC

2023年03月21日16時17分

9回、サヨナラ打を放ち、喜ぶ村上=20日、米フロリダ州マイアミ

9回、サヨナラ打を放ち、喜ぶ村上=20日、米フロリダ州マイアミ

  • 力投する先発の佐々木朗=20日、米フロリダ州マイアミ
  • 7回、同点の3ランを放ち、塁を回る吉田=20日、米フロリダ州マイアミ

 不振で準々決勝から5番に打順を下げていた村上が、最高の一打で試合を決めた。

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 準決勝でも、第3打席までいずれも走者を置いた場面で三振。その結果が影響したように、チームは中盤まで重苦しい雰囲気だった。七回の第4打席も、2死から吉田に同点3ランが出て逆転へのムードが高まる中で三邪飛に倒れた。
 そして九回無死一、二塁。「バントも頭をよぎった」そうだが、打席に入る前に城石コーチから「ムネ(村上)に任せる」との栗山監督の言葉を伝えられた。「腹をくくっていった」。中に入ってくる速球を捉えると、鋭い打球が中堅手の左を越えていった。
 「悔しい思いをしていたけど、何とか最後に修正して打てた」。代わる代わる異なる投手が出てくる中、土壇場でアジャストして結果を出した。
 七回には自分の打席の前にベンチで準備をする山川を見て、代打を送られることも覚悟した。信じて使ってくれる監督、好機で回してくれた他の打者が自分をヒーローにしてくれた。「周りの力、チームの団結をすごく感じた」
 監督は「世界がびっくりするような打者。その彼を信じる気持ちは揺るぎない。本人には、最後はお前で勝つんだと言ってきた」と話す。若き三冠王の活躍は、最も大事な決勝戦でも必要になる。 (マイアミ時事)

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