ウイグル集団虐殺続く ウクライナ侵攻で戦争犯罪―米人権報告
2023年03月21日08時50分
【ワシントン時事】米国務省は20日、各国の人権状況をまとめた2022年版の報告書を発表した。報告書は中国・新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル族に対する「ジェノサイド(集団虐殺)や人道に対する罪が続いている」と非難している。
ブリンケン国務長官は20日の記者会見で、中国政府がチベット人の抑圧を継続しているほか、香港では基本的人権を弾圧し、中国本土でも「基本的自由を行使する個人を標的にしている」と批判した。
報告書はまた、ロシアのウクライナ侵攻について、市民の処刑、女性や子供に対する性的暴行など、ロシア軍による戦争犯罪が行われていると言及している。