稼働差し止め請求を棄却 神戸製鋼の火力発電所―地裁
2023年03月20日20時44分
神戸製鋼所が増設した石炭火力発電所(神戸市)を巡り、周辺住民らが大気汚染や地球温暖化による被害を受ける恐れがあるなどとして、同社などを相手に稼働差し止めを求めた訴訟の判決が20日、神戸地裁であり、高松宏之裁判長は請求を棄却した。原告側は控訴する方針。
汚染上位100都市、インド6割超 南アジアの大気汚染深刻―調査
原告側は、増設された2基の発電所から排出されるPM2.5などの大気汚染物質により健康被害を受ける恐れがあるなどと主張したが、高松裁判長は「具体的危険性があるとは認められない」と退けた。