道志村長選、不正投票で罰金 現職の親族ら4人に―甲府簡裁
2023年03月20日20時02分
現職が11票差で再選した2021年7月の山梨県道志村の村長選挙を巡る不正投票事件で、甲府区検は20日、公選法違反(詐偽登録・詐偽投票)などの罪で長田富也村長の親族や支持者計4人を略式起訴した。甲府簡裁は同日、4人に罰金の略式命令を出した。簡裁は罰金額などを明らかにしていない。
起訴状によると、4人は山梨県都留市や東京都などに住んでいたが、21年3月に虚偽の転入届を村に提出して選挙権を獲得し、居住実態がないまま村長選で投票したとされる。
山梨県警は先月、起訴された4人に加え、不正投票に協力したとされる2人も書類送検していたが、検察は不起訴処分とした。
長田富也村長の話 親類がお騒がせしたことについては素直におわびするが、私自身は一切関与しておらず詳細は把握できていない。二度とこのようなことが起こらないよう監視していく。