「うれしさを実感」 一夜明け、将棋の藤井六冠
2023年03月20日11時03分
将棋の棋王戦に勝ち、史上最年少で六冠(竜王、王位、叡王、王将、棋聖、棋王)を手にした藤井聡太六冠(20)は、一夜明けた20日午前、栃木県日光市内で記者会見に臨んだ。リラックスした様子で、「結果を出すことができて、うれしさを実感した」と喜びを語った。
斬新な指し手、藤井六冠は「桁違いの強さ」 「伸びしろあり」―中原十六世名人
スーツ姿の藤井六冠は、「六冠」と揮毫(きごう)した色紙を掲げて写真撮影に応じた。「少し照れくさいが、六冠は光栄なことだと思うので、立場に見合う将棋が指せるよう努めていきたい」
今年度については、「粘り強く指し、結果につなげられたのは収穫だった」と振り返った。新年度は「名人戦や叡王戦はじめ大きな対局が続くので、良い状態で臨みたい。実力を高めていけるよう取り組む」と意気込みを述べた。