佐々木朗「勢いを背負って」　準決勝マウンドへ覚悟―ＷＢＣ

　マイアミでの初戦となる準決勝。観客を含めた球場の雰囲気も、これまでの東京ドームとは大きく変わる。先発マウンドを託された佐々木朗は「チームが一生懸命戦って米国に来られた。その勢いを背負っていい形で投げられれば」と覚悟を示した。

侍ジャパン、２１日準決勝　先発は佐々木朗―ＷＢＣ

　初めてローンデポ・パークで練習した１９日は、ダッシュやキャッチボールといった通常の登板前日の調整に加え、ブルペンで軽めの投球。「少しでも本番に近い感触を確かめられたらと思った」
　前回投げたのは１次リーグのチェコ戦。日本時間１１日の夜から、実質「中８日半」の登板となる。時差もあって難しい調整となるが、体調に不安はない様子だ。
　記者会見では米メディアからメジャー挑戦の時期を聞かれて「まずは日本でプレーして、その先に見えてくる」と答えた。多くのファンや関係者に１６０キロを超える直球や鋭いフォークを披露する機会になるが、目の前の打者に集中する。「チームが勝つために自分の最高のパフォーマンスを発揮して、その中で見ていただけたら」と静かに語った。　（マイアミ時事）