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青木、自分と向き合い大逆転 光る3日間ノーボギー―Tポイント女子ゴルフ

2023年03月19日19時39分

18番でウイニングパットを決め、笑顔を見せる青木瀬令奈=19日、鹿児島高牧CC

18番でウイニングパットを決め、笑顔を見せる青木瀬令奈=19日、鹿児島高牧CC

 青木は最後の最後まで、集中力を研ぎ澄ませた。18番(パー4)で第2打がグリーンからこぼれたが、アプローチを1メートル強に寄せ、ナイスパーのウイニングパット。独走していた同じ最終組の上田が失速したとはいえ、最終ラウンドの64、しかも3日間ノーボギーを貫き通した内容が光った。
 1番からバーディーラッシュをかけた上田と4、5番で8打差。「(上田)桃子さん、圧巻でしたね。私もああいうゴルフがしたいな」。優勝を諦めたわけではない。流れが変わる可能性もある、と考えた。「後半に伸ばせばチャンスがあるかもしれない」
 10、12番でバーディー。その間、上田が11、13番でダブルボギーをたたく。青木が13番でも伸ばし、ここで順位が引っ繰り返った。そこからも淡々とバーディーを重ねた。前半で大差がついた時点の心境を、こう説明した。「最大の敵は私自身。自分と向き合って、どう組み立てていくか」
 2月に30歳となった実力者。優勝を報告したい一人に、同学年でツアー13勝を挙げ今は休養中の成田美寿々がいる。「また頑張ろうかな、と思ってもらえたら」。青木本人も、初の年間複数優勝を目指し精進を続ける。

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