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中国主席、20日に訪ロ プーチン氏とウクライナ情勢協議

2023年03月20日07時06分

ロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=2022年2月4日、ウズベキスタン・サマルカンド(AFP時事)

ロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=2022年2月4日、ウズベキスタン・サマルカンド(AFP時事)

 【北京時事】中国の習近平国家主席は20日、ロシア国賓訪問を開始する。3日間の日程。プーチン大統領と会談し、両国とも対立する米国をにらんだ共闘関係をアピールするほか、ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢などについて話し合う見通しだ。

ウクライナ和平案も協議か 中ロ首脳会談の概要判明

 昨年2月の侵攻開始後、習氏のロシア訪問は初めて。ロシアとウクライナの和平交渉への積極関与を主張する中国側が、停戦へ向けた何らかの働き掛けを行う可能性もある。
 両首脳は20日午後、非公式夕食会で同席し、21日に閣僚も含む全体会合に臨む。ロシア側によると、一連の会談では、西側諸国の対ロ制裁下でのエネルギー協力や「軍事技術協力」に関しても議論。21日の会談後、共同記者発表が予定されている。
 習氏は今月、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で国家主席として3選し、権力基盤を一層強固なものとしたばかり。3期目の初外遊先として、かねてプーチン氏が熱心に招待していたロシアを選んだ。
 中国外務省は今回の訪問を「友情、協力、平和の旅」と表現。中ロ連携を改めて誇示するとともに、ウクライナ問題の「仲介役」としての中国の存在感を国際的に示す狙いがありそうだ。
 習氏はロシア訪問後、ウクライナのゼレンスキー大統領とのオンライン会談を計画中と報じられている。一方、米欧では中国がロシアに有利な形での停戦案を持ち出したり、中国がロシアに武器を供与したりすることに警戒が強まっている。

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