貴景勝が休場　横綱、大関不在に―大相撲春場所

　大相撲の大関貴景勝（２６）＝本名佐藤貴信、兵庫県出身、常盤山部屋＝が春場所７日目の１８日、日本相撲協会に休場を届け出た。３日目の取組で膝を負傷しており、「左膝内側半月板損傷」との診断書を添えた。師匠の常盤山親方（元小結隆三杉）は「再出場はせず治療に専念する」と話しており、５月の夏場所は６度目のかど番となる。
　今場所は連覇と綱とりを目指していたが、６日目に３敗目を喫し、昇進は絶望的となっていた。一人横綱の照ノ富士も初日から休場。横綱、大関がいずれも不在になるのは昭和以降で初めての事態となった。
　貴景勝の休場は昨年１月の初場所以来。７日目の対戦相手、錦木は不戦勝。